¥5,500 ($35.69)
発送予定:2026年11月1日 〜 2026年11月5日
## norashigoto 秋山くん|Wacca Farm 米づくり1年目
Wacca Farm米部門から、秋山くんのお米をお届けします。Wacca Farm米部門は、「穂に穂(伊賀)」から始まり、今年で9回目の米づくりを迎えます。そしてWacca Farmも20周年を迎え、農場という存在を越えて、少しずつコミュニティとして変化を遂げてきています。その流れの中で、代表の佐々木から「そろそろ誰かをサポートし始めてもいい頃合いじゃない?」と声を掛けられました。自分の米づくりだけでなく、誰かを支えることを意識し始めた、まさにその頃に出会ったのが秋山くんでした。昨年1年間、Wacca Farm米部門の仕事を一緒にしながら、お互いを知る時間を重ねてきました。そして本人とメンバーの総意で、今年から米部門「norashigoto」として、ともに歩んでいくことになりました。
僕が大切にしたいのは、栽培方法が同じだからということだけではありません。どんな想いで、どんなふうに田んぼと向き合っているのか。その人と一緒に、これから先の農業や、仲間を支えていけるコミュニティをつくっていきたいと思えるか。僕自身が田んぼに立つ生産者だからこそ、そういうところまで含めて、自信をもってご紹介させてください。そして今年、秋山くんの「Wacca Farm 米づくり1年目」のお米を、皆さんに販売・お届けできることになりました。
まだ1年目(自身での栽培歴は20年・お米は5年)。だからこそ、これから田んぼとともに、秋山くんのお米がどう育っていくのかも、一緒に見てもらえたらと思っています。ぜひ彼のことを知り、お米を食べることで、その歩みを支えていただけたらうれしいです。秋山くんのお米をお届けします。
もちろん、農薬・除草剤はもちろん、化学肥料や有機肥料も使わず、自然の循環の中で育てた秋山くんのお米です。育てているのは、Wacca Farmで種を継いできた朝日米(旭)とWACCAキヌムスメを中心としたお米。それぞれに収穫時期も、味わいも、食感も異なります。その時々のお米の状態を見ながら、基本的には僕たちが「今、食べてほしい」と思う品種を選んでお届けします。もちろん、お気に入りの品種がある場合は、在庫のある限り品種指定にも対応いたします。秋山くんのお米を食べながら、季節による味わいの変化や、これから少しずつ育っていく米づくりそのものも楽しんでいただけたらと思います。
<秋山くんが育てるお米>
## 朝日米
かつて「東の亀の尾、西の旭」と並び称され、日本の米づくりを支えた朝日米。大正期、京都旭から岡山の風土に合う稲を純系選抜し、100年以上にわたり公的な種子供給のもとで受け継がれてきました。背が高く倒れやすいため一度は姿を減らしましたが、多肥に頼らない性質は自然栽培とよく重なります。大粒で粘りは穏やか。べたつきが少なく、一粒一粒の輪郭が残り、噛むほどに旨みがじんわり広がります。玄米では力強さと香ばしさ、白米ではすっきり上品な味わいに。昔ながらの個性を育て、食べ、次の年へつなぐことは、岡山の風土と米づくりの歴史を未来へ残すことでもあります。毎日食べても飽きにくく、おかずの味をそっと引き立てる米です。
## WACCAキヌムスメ
キヌムスメは、温暖な西日本で安定して育ち、食味にも優れる現代のお米です。系譜をたどれば亀の尾や旭へとつながり、昔の品種が支えた歴史も受け継いでいます。炊き上がりはつややかで、ほどよい粘りとやさしい甘み。やや小粒で、味と食感のバランスが美しい品種です。古い品種を守るだけでなく、異常気象に耐え、その土地に合い、農薬や肥料に頼らず健やかに育つ品種を見つけることも、未来の米づくりには欠かせません。自然栽培の田んぼで種を採り継ぐうちに、すっきりとしたWacca Farmらしい味わいへ育ち、ファンを持つ存在になりました。愛着を込めて「WACCAキヌムスメ」と名づけ、この土地で私たちの歴史を重ねていきます。
<ご注文前にご確認ください>
- 発送は、原則として毎月第4水曜日です。どうしても天候・作業を見ながらになりますので、ご理解のほどよろしくお願いします。木曜日以降の着日・時間指定は可能です。
- 表示価格とご注文量は、すべて玄米重量を基準としています。5分づき・7分づき・白米は、精米によって約1割が削られるため、ご注文重量より約1割少ない量でのお届けとなります。
<ご購入の際>
- 5kg・10kg・15kg・20kg・30kgからお選びいただけます。
- ご注文量に対応した送料を、購入ページでお選びください。
<購入時の備考欄>
- 品種指定や精米具合にご希望がある場合は、ご注文時に備考欄へご記入ください。在庫のある限り、できる限り対応いたします。
- 木曜日以外のお荷物の着日指定・日時指定がある場合はご記載ください。
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<20年の自然栽培。そして、50代から始めた米農家>
秋山くんは、奈良県で約20年間、自然栽培で多品目の野菜を育ててきた生産者です。農薬や除草剤、肥料に頼らず、野菜と向き合い続けてきた20年。その経験がありながらも、自然栽培の野菜だけで生計を立てていくことの難しさにも、長く向き合ってきました。それでも農業を諦めるのではなく、50代を迎えてから「米農家として生きていく」という新しい道を選びます。家族を奈良に残し、単身で岡山へ。なけなしのお金で、古民家とトラクターを買い、3反の田んぼから、米農家として、もう一度農業で生きていくための挑戦が始まりました。
しかし、移住から3年。7反までしか田んぼが増えず、なかなか先行きが見えないアルバイト生活から抜けきれないでいることを心配した友人が、Wacca Farmへ連れてきてくれました。そこから、米部門の協働が始まりました。
秋山くんは、寡黙です。でも、一緒に仕事をして、田んぼに立っている姿を見ていると、約20年間自然栽培を続けてきたからこその経験と、自分の中にあるしっかりとした軸が見えてきます。それぞれの経験や個性を持ち寄ることで、一人で米づくりをしているだけでは生まれなかったものが、少しずつ着実に生まれ始めています。
<Wacca Farmでの米づくり1年目>
Wacca Farmで継いできた朝日米(旭)とWACCAキヌムスメを自然栽培で育てています。約20年の自然栽培経験があっても、野菜とお米は違います。奈良と岡山では、気候も土も水も違います。新しい土地、新しいつながりの中で米をつくるということは、これまでの経験を生かしながらも、また一から田んぼを知っていくことでもあります。
水を見る。草を見る。土を見る。稲を見る。地域の人と関係をつくる。田んぼを任せてもらう。そうした一つひとつを積み重ねながら、秋山くんの岡山での米づくりは少しずつ形になってきました。仲間からサポートを得て、地域の方から少しずつ田んぼを託していただき、耕作されなくなった田んぼも再び起こしながら、一枚、また一枚と栽培する田んぼを増やして、現在では約5ha。
自然栽培歴だけを見れば、僕よりずっと先輩です。一方で、Wacca Farmというコミュニティの中で、仲間と設備や仕事を共有しながら米農家として歩いていくのは、ここからが1年目。
そして1年目には、1年目にしかないものがあります。これから2年目、3年目、5年目と、田んぼを知り、種を継ぎ、秋山くん自身の米づくりがどう変化していくのか。その時間まで含めて、食べてくださる皆さんに楽しんでもらえたらうれしいです。
<育てるだけでなく、届けるところまで>
自然栽培のお米を続けていくためには、田んぼでお米を育てるだけではありません。
「生産」では、農薬や除草剤を使わないため、水草の管理や畔の草刈りには多くの時間と手間がかかります。肥料も何も施さないので、収穫量は、一般的な栽培の約半分。
そして収穫した後も、一般的には農協やお米問屋が担う「調整・保管」の業務があります。お米を乾燥して、籾をすり、石や雑草の種などを取り除く選別をし、冷蔵保管。そして最後に、「販売」。お客様ごとに在庫を確保し、精米し、袋詰め・梱包し、お客様へお届けするところまで、一貫した作業を一年を通して行います。
自然栽培のお米は、農協やお米業者への流通の流れがほぼ存在しないため、販売できたとしても、安く買いたたかれてしまい、生産を維持することができません。
そのためWacca Farmでは、大きな設備投資をして、大きな倉庫に独自のライスセンターや冷蔵設備を整えています。大きな資本の会社や組織のそろえる設備には到底及びませんが、それでもこうした一連の設備や作業を維持しながら、自然栽培を続けていくためには、ある程度栽培面積を拡大していかなくてはお米の作り手として存在していくことができません。
<自然栽培の米づくりと背景、そして取り組み>
自然栽培の米づくりは、慣行栽培はもちろん、ORGANIC栽培より、もっともっと小さなマーケットです。それでも、生産に興味を持つ人たちが、今の時代や社会に何かを感じ取り、少しずつ各地で増えていっています。
条件の良い田んぼは大規模農家に集約されていき、耕作放棄地や条件の悪い田んぼを受け持つことがほとんどで、除草剤をはじめとした農薬や肥料を使わず、自然の力で育てるため、収穫量も慣行栽培や有機栽培と比べて少なくなります。効率的に考えれば、必要のない栽培方法になってしまうと思います。それでも、素晴らしい営みですし、楽しみながら、自然と調和し、外部への依存をできる限り減らしながら、次の世代へ田んぼと種をつないでいこうと、すべての生産者が毎日向き合っているのだと思います。
こと「生産」に関しては、色々なところで散見できるようになりましたが、前述した中にもあるように、自然栽培で成り立つために必要な設備や販売の難しさなど、作り手になってみてからでなければ分からないことも本当に多いです。これらは、懸命に汗をかいていれば前に進める「生産」という分野とは異なり、様々な能力やつながり、資金がなければ、乗り越えることが本当に難しい課題です。
せっかく、素晴らしい営みの場に立てているので、「必要なら自分たちでつくろう」と、生産者たちが支え合えるような仕組みをつくり、自分たちで解決していける取り組みを始めています。
Wacca Farm米部門でも、1名新しい生産者である秋山くんが参加することになり、ライスセンターや機械や技術を共有する、自立と共助の場として歩み始めました。また、米部門で、生産者たちが運営するお米屋さんを共同でスタートさせようと動き出していたり、約10名の生産者と自然食品店で組合を作り、複数の生産者のお米が届く定期便を活動としてスタートしたりしています。
<秋山くんのお米を届ける理由>
「穂に穂」という名前には、一粒の種から生まれた実りが、次の実りへ、そしてまた次の実りへとつながっていってほしいという願いを込めています。僕が米農家として続けてこられたのも、Wacca Farmというコミュニティがあり、お米を食べてくださる皆さんがいたからです。
そのおかげで田んぼを増やし、設備を整え、種を継ぎ、また次の一年のお米をつくることができました。そして今、その積み重ねが、秋山くんという次の生産者へつながり始めています。その田んぼから、また新しい実りが生まれる。やがて秋山くん自身が誰かを支えられるようになれば、その実りの循環はさらに次へつながっていきます。一粒の実りが、また次の穂へ。
「一粒万倍 穂に穂。」
一粒の稲の種が、たくさんの実りをもたらすように、
一つの支え合いの心も種となり、
たくさんの実りと恵みへとつながっていくことを願っています。
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<保存について>
お米は生鮮食品です。5月から10月までは、冷蔵庫の野菜室など、温度の低い暗所で保管してください。
精米したお米は酸化や劣化が進みやすいため、できるだけ1か月以内にお召し上がりください。
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<冷蔵保管料について>
Wacca Farmでは、収穫したすべてのお米をファーム内の冷蔵設備で保管し、一年を通して皆さまへお届けしています。
保管場所や設備、冷蔵にかかる費用として、2025年度より、お米1kgにつき50円を価格に加算しています。
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<ご注文量と送料>
10kgは「数量2」、15kgは「数量3」、20kgは「数量4」としてご注文ください。
5kg・10kg:80サイズ
北海道:1,480円
東北:1,220円
関東・信越:1,010円
北陸・東海:910円
近畿・中国・四国・九州:830円
沖縄:1,200円
岡山県内:770円
15kg・20kg:100サイズ
北海道:1,700円
東北:1,450円
関東・信越:1,270円
北陸・東海:1,150円
近畿・中国・四国・九州:1,060円
沖縄:1,460円
岡山県内:1,020円
30kg:120サイズ(重量ゆうパック)
北海道:2,400円
東北:2,200円
関東・信越:2,000円
北陸・東海:1,900円
近畿・中国・四国・九州:1,800円
沖縄:2,250円
岡山県内:1,750円
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いずれも毎月第4水曜日のみの対応です。
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秋山くんの「Wacca Farm 米づくり1年目」が、これからどう育っていくのか。
お米と一緒に、その過程も楽しんでいただけたらうれしいです。